車海老:クルマエビ


 特徴と種類

体に特徴のある縞模様があり、体長25センチ前後になります。沿岸の浅い砂泥中に生息しています。7月〜8月に外洋で産卵します。種苗生産が可能になったため、海に放流されたり、各地で養殖が行われています。長崎魚市では、橘湾で小型底曳網によって漁獲されたクルマエビが、沿岸の漁港で水揚げされ毎日、長崎魚市に入荷されています。夏が旬です。



 調理メモ

活きたものは”おどり”といって、活造りや寿司ネタとして利用します。甘くて、舌にまとわりつくような味わいは、生だからこそのものです。活きものを入手したら、オガクズのまま、暗くて涼しい所に置き、冷蔵庫には入れないことです。冷やし過ぎるとせっかくの活きているものが死んでしまいます。すでに死んでいるものは、洗って水につけたまま冷蔵庫にいれておくと、アクが出て黒ずむことがありません。頭の付け根がグラグラしないうちに処理しましょう。刺し身のほかに塩焼き・天ぷら・フライなどいろいろな方法でおいしく食べることができます。特に塩焼きは最高です。身のしっかり締まったクルマエビの甘い味はどんな人にもおいしく食べられます。新鮮なものは、頭の中までしゃぶることができます。

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