鰹:カツオ


 特徴と種類 

一般的な本ガツオ、西日本で本よく獲れる羽ガツオがあります。カツオは、暖海域を大群をなして回遊し、イワシ・イカなどを餌にしています。初夏に日本近海南方で産卵し、そのまま北上して、秋になると南へ戻っていきます。そのため、地域によって水揚げされる季節が違います。体長1mにもなり、多くは一本釣りで漁獲されます。春が旬ですが、秋にかけて三陸で獲れたものは脂がよくのっています。カツオ節・缶詰・塩辛など加工品としても利用価値があります。長崎魚市には、宮崎のカツオ1本釣船が、太平洋の黒潮海域で漁獲したものが入荷しています。



 調理メモ

カツオと言えば、タタキです。三枚におろして血合肉を取り、四つの節にし、金串に刺して表面を焼き、5mm前後に切って、みじん切りしたネギ、ショウガをまぶして食べます。焼くのが面倒なら、そのまま刺身でもおいしく食べられます。また、1〜2cmのサイの目に切って甘辛く煮込み、角煮にすると、保存ができます。  

長崎のさかな辞典へ

 

Copyright:2003 長崎魚市株式会社
Nagasaki Uoichi co.Ltd