鱧(海鰻):ハモ
    


 特徴と種類

体長2mの細い体でウナギやアナゴと似ていますが、口は大きく強大な牙状の犬歯があります。本州中部以南の50mほどの砂泥の海底や、岩礁地帯の隙間に生息し、魚類・甲殻類などをエサとしています。産卵期は5月から8月で、この頃が旬です。長崎魚市には、長崎市周辺や東シナ海において、延縄船が漁獲したものが水揚げされています。皮にはIPA(イコサペンタエン酸)・コンドロイチンが多く含まれ、皮膚の老化防止になります。



 調理メモ

おろすときは、骨切りにします(さかなのおろし方参照)。”ぼたんハモ”といって、身が活きているうちに骨切りしたものを2cm幅に切って湯引にすると、とてもおいしいです。皮を火であぶり、香ばしくなったものを細かくきざんで、薄切りのキュウリと合わせて二枚酢で食べると、お酒のつまみに最適です。刺身、天ぷら、吸い物、すり身などにしてもおいしく頂けます。


湯引き
さっと湯を通して冷水につける
酢みそ、梅肉ソースを好みでつける

蒲焼き
うなぎのように脂っこくなく
アナゴよりおいしい
白身で上品な味


そのまま醤油で食べてもよい
酢の物にしてもよい

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