鮟鱇:アンコウ(アンキモ)


 特徴と種類 

平べったい体、大きくひろがる口、まさにグロテクスな魚です。水深100m以上の海底に生息し、口の上についている擬餌状体を使って、小魚を誘い寄せて食べる習性があります。体長は雌が雄よりも大きく、1.5m以上になるものもいます。アンコウは、皮・身ともに軟らかいのでカギに吊るして切る方法(吊るし切り)が有名です。アンコウの七つ道具といわれる部分、皮・肝臓(アンキモ)・ぬの(卵巣)・水袋(胃)・えら・とも(尾の部分)・柳肉(ほお肉)まで、食べることができます。長崎魚市には、長崎及び五島周辺で小型底曳網や刺網などによって漁獲されたものが水揚げされています。



 調理メモ 

新鮮なものは刺身で食べられますが、アンコウ鍋がおいしいでしょう。白菜、ネギ、大根、人参、椎茸などの野菜と一緒に味噌味で食べたり、水炊きで、ポン酢をつけて食べるといいでしょう。また、アンキモをつぶして付けて食べると最高です。アンキモは、蒸したものを薄切りにしてワサビ醤油で食べるとおいしいです。


あんこう鍋


あんこう汁


唐揚げ


アンキモ

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